DNA核酸サプリのおかげで、ヘモグロビン値が上がり、標準値より低いながらも定期的な輸血の心配はなくなりました。
…ただ、それと反比例するかのように、少しずつ腎臓の数値(クレアチニン値)が高くなっていったのです。
まだ透析しないといけないほどではなかったけれど。
1.7~1.9くらいだったかな。
核酸を摂り始めてから少しずつ上がってきていたのですが、核酸をやめるわけにもいかず(輸血生活まっしぐらになりそうなので)、他に腎臓に負担をかけていそうなものを控えるようにしました。
粉末プロテインです。
これも貧血対策として取り始めていたのですが、ネットでタンパク質が腎臓に負担をかけるとあったので、やむを得ずストップしてみました。[ad][ad]
これと核酸を一緒に摂ることで、ヘモグロビン値がグンとあがったのに…無念。
これだけでクレアチニン値が下がるということはありませんでしたが、少しでも上がらないよう、毎日飲んでいた牛乳をやめたり、タンパク質の多いものを控えるようにしました。
かといって、ヘモグロビン値のこともあるので、ある程度の魚や肉は食べていました。
クレアニチン値に関していえば、良くなっていったということはなく、ただただ、これ以上悪化させないよう、数値を見ながら食べ物の見直しをするくらいしかできませんでした。
そんなこんなで、粉末プロテインや牛乳をやめたことで、ヘモグロビン値が少し下がりましたが、輸血しなくてもいいくらいの数値(10前後)で落ち着きました。
ところが、少しずつ血小板の数値が下がってきていたのです。
毎回の血液検査のデータで気付いてはいたのですが、先生が特に言及しなかったので、無視していました。
アレもコレもとか、一度に考えたくなかったこともあり…。
ある日、5万だったかな? 4.5万だったかな? 次、これ以上下がったら入院、と言われました。そして、骨髄検査しますよ!と宣言され…。
なぜ下がったのか…?
思い当たる原因を探るのですが、思いつかない。
まず、今の先生(血液の専門医)にかかるまでのデータがありません。
今の病院になってからのデータを並べて見直してみると…。
血小板、最初の方は8万くらいあった…この間3-4か月。
その頃との違いは…核酸サプリの摂取…いや、これはやめられないしなぁ…。
……あ! 鉄剤かも⁉
病院を変わるタイミングで、前の先生が、鉄が貧血に効かなかったので、鉄剤やめましょう、といって、飲むのをストップしていました。
それぐらいしか思い当たらない。
実際、鉄剤を1年ほど飲んでいたころには指摘されていなかったわけだし。。。
よし、鉄を取り入れてみよう!
鉄剤だと内臓に負担がかかりすぎるかもしれないので、サプリにします。
第一、鉄剤は病院じゃないともらえませんしね。
実際、鉄剤を摂っていたときは、父の顔色が黄色っぽかったので、多分、肝臓に負担がかかっていたのかなと思います。
とりあえず、市販の「ヘム鉄」サプリで様子を見ることにしました。
ここでも、DHCにお世話になります。
1日2錠とのことでしたが、2錠飲ませると、心なしか顔色が黄色っぽくなったような気がしたので、1錠で様子を見てみることにしました。
2週間後の検査…。なんと!血小板の数値が上がっていたのです。
6か6.5万くらいだったかな。
とにかく、この鉄サプリ1錠で、なんとか入院は逃れたのでした。
そして骨髄検査も。
結局のところ、母親の強い反対もあり、骨髄検査は受けませんでした。
骨髄の注射は高齢者には負担が大きいこともありますが、検査して詳しい病名が分かったとしても決定的な治療方法はないこと(特に父のような高齢者の場合)、確実な治療法もないのに、ガンだと分かってしまうことで、本人も家族も落胆してしまう…。
幸い、先生は、ガンという言葉は使わず、正式な病名「骨髄異形成症候群」という、あまり聞き覚えのない病名(先生が疑っているということで)を言ってくれたおかげで、父は聞き流し、ガン⁉とショックを受けずにすんだのでした。
<つづく>